カウボーイビバップの事情(元ネタ関連)

 アニメ「カウボーイビバップ」には、いろいろと音楽にまつわるネタがあります。そのことを掲示板で話していたら、意外に知られていないネタがあることに気づきました。この話は掲示板で数ヶ月おきに繰り返し出てくる話題ですが、掲示板ではどんどん過去ログに追いやられてしまうので、ここにまとめてみることにしました。


ここではBGMについては扱いません。


セッション・タイトル キャラ関連・その他


※Amazon.co.jpで購入可能になっているものには、Amazonへのリンクをつけました。リンク先で「ショッピングカートへ入れる」のボタンが表示されないものは「アマゾン・マーケットプレイス」で扱っている中古品です。

探したいCD・DVD・本がある時は↓でサーチ!
サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jpアソシエイト


セッションタイトルキーワード解  説
#1アステロイド・ブルースブルース【音楽用語】アメリカ合衆国の黒人奴隷音楽をルーツに持つ一ジャンル。「ブルーズ」とも。エルビス・プレスリーなどに代表されるロカビリーやロックン・ロールはブルーズの影響の下、生まれたといわれる。
#2野良犬のストラットストラット【ダンス用語】ブレイクダンスにおいて、手を使ってまるでカンフーの演舞のような魅力ある動きを生み出すテクニック。
#3ホンキィ・トンク・ウィメンHonky Tonk Women【曲名】イギリス出身のベテラン・ロック・バンド、ローリングストーンズの曲。1969年にリリースされたシングル曲で、同年のライヴ・アルバム「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト Get Yer Ya-ya's Out!」に収録。スタジオ録音盤のアルバム収録は、同年リリースの「スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツ Vol.2) Through the Past, Darkly (Big Hits, Vol. 2)」が最初。
#4ゲイトウェイ・シャッフルシャッフル【音楽用語】主にジャズの曲で、2拍目と4拍目が強調されるリズム形態のこと。
【ダンス用語】カントリーダンスで、二歩目の足が必ず一歩目の足の横に来るステップ。
#5堕天使たちのバラッドバラッド【音楽用語】古くはイギリスの舞踏歌やフランスの歌曲の形式を指す。現代ではポップスやロックなどのアーティストが、ゆったりしたリズムで感情に訴えるように歌い上げる曲を称して「バラード」と呼んでいるようである。
#6悪魔を憐れむ歌Sympathy For The Devil【曲名】イギリス出身のベテラン・ロック・バンド、ローリングストーンズの曲。1967年のアルバム「ベガーズ・バンケット Beggars Banquet」に収録。2003年には「悪魔を憐れむ歌リミックス」がリリースされている。
#7ヘヴィ・メタル・クイーンヘヴィ・メタル【音楽用語】1970年代に、それまでのハード・ロックに、更に破壊的な音をミックスした音楽を売りにするバンドが次々に現れ、彼らの音楽をヘヴィ・メタルと呼ぶようになった。1980年代にピークを迎え、ポップ色の強いものからよりアグレッシヴなものまで派生し、グランジ・ミュージックなどが生まれた。
#8ワルツ・フォー・ヴィーナスワルツ【音楽・ダンス用語】円舞曲と訳されるように、組になった男女が回りながら踊るダンスのための三拍子の曲。また、三拍子の曲に乗って踊るダンスを指す。
ヴィーナス【曲名】「Venus」は金星のことであるが、オランダ出身のロック・バンド、ショッキング・ブルーが1970年にヒットさせた曲のタイトルでもある。1986年にバナナラマがリバイバル・ヒットさせたほか、日本でも長山洋子がシングルでヒットさせている。オリジナルはフラワームーヴメントの影響を色濃く映し、こもりつつもギザギザ感の強いギター・サウンドが印象的。
#9ジャミング・ウィズ・エドワードJamming With Edward【アルバム名】ローリング・ストーンズのミック・ジャガー(vo/harp)、ビル・ワイマン(bass)、チャーリー・ワッツ(dr)が、ニッキー・ホプキンス(piano)、ライ・クーダー(g)とジャム・セッションした模様を収録したアルバムのタイトルが「Jamming With Edward」。
#10ガニメデ慕情エレジー【音楽用語】哀歌と訳されるように、悲しみを歌い上げる歌曲のこと。当然、暗い雰囲気の短調の曲。
 このセッションタイトルの英語表記はGanimede Elegy。
#11闇夜のヘヴィ・ロック闇夜のヘヴィ・ロック/Toys In The Attic【アルバム名】エアロスミスの3枚目のアルバムタイトルは"Toys In The Attic"。そのアルバムが日本でリリースされた時につけられた邦題が「闇夜のヘヴィ・ロック」。
セッションタイトルの英語表記は Toys In The Attic。
#12・13ジュピター・ジャズJupiter Jazz【曲名】アメリカ、ミシガン州デトロイトのテクノ・プロジェクト、アンダーグラウンド・レジスタンス(UR)の曲。オリジナルは1993年に発売された12インチシングル"World2World"。テクノ音楽とジャズを融合させた楽曲で、デトロイト・テクノの名曲として名高い。現在、"Jupiter Jazz"は、URの中心人物、マッド・マイク(マイケル・バンクス)のプロジェクト、ギャラクシ2ギャラクシーの2枚組アルバム「A Hi-Tech Jazz Compilation」で聴くことができる。
*ran kirkさん、情報ありがとうございました!
ジャズ【音楽用語】19世紀末から20世紀初頭に発生した黒人音楽。20世紀には白人ミュージシャンも多数生まれた。20世紀を通して様々な形態を生み出しながら、なお人気を博しているジャンル。
#14ボヘミアン・ラプソディBohemian Rhapsody【曲名】イギリスのロック・バンド、クイーンの曲。1975年のアルバム「オペラ座の夜(A Night At The Opera)」収録。
ラプソディ【音楽用語】狂詩曲と訳されるように、古くは英雄を称えるなど熱狂的な内容の叙事詩のこと。クラシックの世界では民俗音楽の雰囲気を取り入れた自由な音楽を指すようで、有名なものに「ハンガリー狂詩曲」(リスト)などがある。
#15マイ・ファニー・ヴァレンタインMy Funny Valentine【曲名】ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の作曲家リチャード・ロジャースが曲を書き、ロレンツ・ハートが詞をつけたポピュラー曲。ジャズ・ミュージシャンが多く演奏し、マイルス・デイヴィスはアコースティック・コンサートを収録したライブ盤にこの曲のタイトルをつけた。
#16ブラック・ドッグ・セレナーデセレナーデ【音楽用語】小夜曲(さよきょく)と訳されるのは、元々が、夜に恋人が待つ窓辺で歌う甘い恋歌だからである。18世紀に小編成の器楽で演奏する多楽章形式の音楽も「セレナーデ」と呼ばれるようになった。
Black Dog【曲名】レッド・ツェッペリンの曲。1971年のアルバム「レッドツェッペリンIV」(「天国への階段」で有名)の1曲目。
#17マッシュルーム・サンバサンバ【音楽用語】ブラジルでカーニバルの行進の伴奏に使われた音楽。後にポピュラー音楽として楽しまれるようになり、歌詞がつけられたものもある。
【ダンス用語】リオのカーニバルでパレード中にダンサーたちが踊るダンスのこと。社交ダンスのラテン部門の「サンバ」は、ブラジルのダンスがヨーロッパでボールルームダンスに取り入れられたもので、必ず男女が組になることや決めポーズなど、かなり違う踊りである。
#18スピーク・ライク・ア・チャイルドSpeak Like A Child【曲名】スタイル・カウンシルの1983年の曲。この頃、イギリスのポップス界では、アルバム・リリース前にシングル盤をリリースし、ヒットしそうならアルバムを作る、という流れがあり、Speak Like A Child はファースト・シングルとしてリリースされた。この関係で、いわゆるベスト・アルバムでしか聞くことができない。
【曲名】ジャズ・ピアニスト、ハービー・ハンコックの曲。1968年、ブルーノート・レーベルからリリースされたアルバム「スピーク・ライク・ア・チャイルド Speak Like A Child」に収録。ピアノとホーン・セクションの小編成で、しっとりとした演奏が聴ける。ハービー・ハンコックは1983年に、以前から取り組んできたエレクトリック・ピアノ演奏をフィーチャーしたアルバム「Future Shock」をリリース。これが原点となって2005年まで続くクラブ・ミュージックの路線を決定付けたとされ、ヒップホップの先駆者としても認知されている。
#19ワイルド・ホーセスWild Horses【曲名】カントリー・ロックを追求したバンド、フライング・ブリート・ブラザーズの曲。1970年のアルバム「ブリード・デラックス」に収録されていたが、今ではカントリー・ロックのオムニバス・アルバムにも収録されている。このバンドははっきり言って無名だが、結成の中心となったグラム・パーソンズとクリス・ヒルマンは、その直前まで「ザ・バーズ」に在籍していたことで注目を浴びた。
【曲名】ローリング・ストーンズの曲。1971年にシングル盤でリリースされ、同年のアルバム「スティッキー・フィンガーズ Sticky Fingers」に収録されている。
#20道化師の鎮魂歌鎮魂歌【音楽用語】元々はキリスト教の追悼ミサで歌われる追悼の合唱のこと。ミサから離れて単独の楽曲としてのスタイルが確立し、自分の葬儀用に曲を注文する人物も居る。
#21ブギ・ウギ・フンシェイブギ・ウギ【音楽用語】ブルーズをピアノで演奏するスタイル。1920年代に黒人ピアニストが演奏を始め、たちまちブームが広がった。
#22カウボーイ・ファンクファンク【音楽用語】1970年代にディスコを風靡したビート・ミュージック。ホーンセクションやファルセットのヴォーカルをフィーチャーするなどの特徴がある。
#23ブレイン・スクラッチスクラッチ【DJ用語】ダンスクラブでDJがターンテーブルに載せたシングル・レコードをこすり、独特の音を出すテクニック。
#24ハード・ラック・ウーマンHard Luck Woman【曲名】アメリカのロック・バンド、キッスの曲。1976年のアルバム「地獄のロック・ファイアー Rock and Roll Over」に収録されているバラード。
#25・26ザ・リアル・フォーク・ブルースThe Real Folk Blues【アルバム名】ブルースの大御所、マディ・ウォータースのチェス・レコードからリリースしたシングル(1947年〜64年)を集めたベスト・アルバムのタイトルが「The Real Folk Blues」。
劇場版天国の扉 〜knockin' on heaven's door〜天国の扉/Knockin' On Heaven's Door【曲名】ボブ・ディランの曲。サム・ペキンパー監督の1973年の映画「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯 Pat Garrett and Billy the Kid」のサントラとして作られた曲の一つで、O.S.Tは「ビリー・ザ・キッド Pat Garrett and Billy the Kid」のタイトルでリリースされているが、ボブ・ディランのベスト・アルバムにはたいてい収録されている。
番外カウボーイビバップビバップ【音楽用語】1940年代、ビッグ・バンドのスウィング・ジャズの中心のジャズ界で、より個人の演奏をフィーチャーすることで生まれた演奏スタイル。演奏は技術面でも感性面でも限界を追求する傾向が強い。「ビバップ」は初期の呼び方で、「バップ」と省略されるのが一般的。



種別項  目キーワード解  説
キャラボサノヴァ・トリオアントニオ/カルロス/ジョビンアントニオ・カルロス・ジョビンはボサ・ノヴァという音楽誕生を語る上でけして欠くことが出来ない人物。ブラジルのサンバにポップスの要素を取り入れ、パーカッション中心の演奏からアコースティック・ギターやピアノでの演奏に移行して、イージーリスニングの一ジャンルを確立する上で、作曲、編曲、ピアノ演奏のほか、演奏するアーティストの選定などで重要な役割を演じた彼は「ボサ・ノヴァの父」と呼ばれる。代表曲は「イパネマの娘」。
 爺さんトリオはアニメの中で、一度もこの名前で呼ばれたことが無い。というのも、シナリオでは「爺さん1・2・3」だったため。名前が付けられたのはSession#7の脚本で、信本さんが名付け親。その後、ボサノヴァ・トリオと呼ばれるようになった。
セリフジェット(Session#6)「俺はお袋のミルクを 吸うときにもワーブリングをきかせてたもんさ」「ワーブリング warbling」とは鳥のさえずりのことだが、ここではブルースハープの演奏法の一つ。細かく音を鳴らすことだと思われるが、その際、舌をかなり使うらしい。
BGM「くるみ割り人形」より「花のワルツ」(Session#11)無重力空間とワルツ物語のラスト、重力装置が切れて人も物も全て空中に浮かび、漂うビバップ号の外で、廃棄された冷蔵庫が真空の中でくるくると回るシーンのBGMに使われたのが、この曲。これは、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年:宇宙の旅」の中で、ヨハン・シュトラウスの「ウィンナー・ワルツ」をBGMに宇宙ステーションが回転していたシーンを意識した演出だろう。
ニュータイプ・イラストレイテッド・コレクション「カウボーイビバップ The Jazz Messengers」Jazz Messengers「JAZZ MESSENGERS」というフレーズは、「ジャズのメッセージを伝える者たち」という意味合いからも、その響きからも、まるでジャズ・バンドの名前のように聞こえる。カウボーイビバップのアニメ関連本として最初に発売された画集は、目次をLPレコードのレーベル(レコード盤の中央にある、レーベルや収録曲を印刷した円形の紙)のデザインにするなど、「ジャズ」「音楽」を意識した作りになっている。
メイキング・オブ・カウボーイビバップ「レックレス・プレイヤーズ」Reckless Players「Reckless Palyers」を訳すと「向こう見ずな演奏家たち」。これは全くの想像だが、ジャズ界で初めて譜面通りに演奏をせず、ビバップを生み出したミュージシャンたちに贈られた讃辞ではないか。合体ロボも、モビルスーツも、戦争も無いSFアニメを生み出したスタッフたちの自負だろう。



メール


トップページ      カウボーイビバップ




[PR]今流行りの携帯ゲームは?:完全無料でずっと遊び放題だよ